技術紹介｜舶用推進軸の製造・加工メーカー

技術紹介

経験から培った技術と知識で、
精度の高い製品加工を実現します。

旋盤加工

全長30ｍ、重量35トンまでの軸の加工対応が可能です。特に全長15ｍを超える長尺品の加工が行える技術、設備は当社の強みです。
主力製品の大型船舶用プロペラ軸、中間軸は大型製品にもかかわらず、要求される寸法精度は0.01mm単位です。
当社ではヘールバイトを用いた精密加工をはじめ、様々な加工技術で高精度な製品を製造しています。

横中ぐり盤加工

主力製品である大型船舶用プロペラ軸と中間軸を結合するフランジ部のリーマ穴加工に要求される寸法精度は0.005mm単位です。
当社ではテンプレートを用いて正確な穴の位置を計測。シェルリーマやチップ等の切削工具を使用して高精度な穴加工を行っています。
その他にも船舶用プロペラ軸とプロペラ、カップリング結合部のキー加工、各種タップ加工、溝加工等にも対応しています。

焼きばめ

熱膨張と収縮を利用して青銅スリーブを加熱膨張して内径を広げた後、プロペラ軸等にはめ込みます。その後、平温化することで内径が収縮し軸と結合します。
軸外径φ200mm～φ800mm、長さ400mm～4,000mmまで様々なサイズに対応可能です。はめ込み時のすき間は1mm程しかなく、作業は時間との勝負です。熟練の職人たちが、手際よく進めます。

摺り合わせ

プロペラ軸のテーパー部にプロペラの内径が均等に当たるよう、「ささばキサゲ」という工具で丹念にプロペラ内径を細かく削り、微調整を繰り返す作業です。機械では出来ない、職人の感性・経験がものを言います。
またプロペラの代わりに、支給されるメスゲージに均等に当たるよう旋盤でプロペラ軸テーパー部を調整加工する作業も得意としています。